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リロケーションを考えたら最初に読む記事!基本から注意点までわかる

最終更新日

転勤・海外赴任時の家の扱い

「転勤が決まったけど、せっかく購入した自宅をどうすればいいのだろう」 「空き家のまま放置すれば傷むし、かといって売却するのも抵抗がある」

こうした悩みを抱える方は少なくありません。そこで注目されているのが「リロケーション」という選択肢です。リロケーションとは、転勤期間など空き家になる期間に限定して、自宅を賃貸に出し、家賃収入を得る仕組みです。

この記事では、リロケーションの基本的な知識から、注意点や費用、具体的な流れまで、わかりやすく解説します。

【この記事を読むと得られるメリット】

  • リロケーションの仕組みと通常の賃貸との違いがわかる
  • 実施前に知っておくべき注意点やリスクを把握できる
  • 管理会社の選び方や実施の流れがわかり、スムーズに進められる

空き家となるマイホームを有効活用し、さまざまな不安を軽減するために、本記事をお役立てください。

リロケーションとは何か?基本の知識

まずはリロケーションとは何か、基本的な仕組みや特徴を確認していきましょう。

  1. 転勤中などの期間限定で自宅を貸し出す仕組み
  2. 契約上は「定期借家契約」と「転貸借方式」がポイント
  3. 普通の賃貸と違い期間満了で確実に退去してもらえる
  4. リロケーションは転勤族や海外赴任者におすすめの選択肢

転勤中などの期間限定で自宅を貸し出す仕組み

リロケーションは、一定期間だけ自宅を第三者に貸し出す賃貸の形態です。通常の賃貸経営とは異なり、契約で定めた期限が来れば賃貸借関係が終了し、自宅に戻れる点が最大の特徴です。

【リロケーションの基本的な仕組み】

  • 期間限定の賃貸形態:転勤や海外赴任など、自宅を一時的に離れる期間に限定して貸し出します。契約期間は通常1年から数年程度で、貸主(オーナー)が帰任する時期に合わせて設定します。
  • 自宅への復帰が前提:必要な手続きを経て契約が満了すれば借主が退去するため、貸主は確実に自宅へ戻れます。リロケーションではない通常の賃貸経営では、借主が希望する限りは永続的に貸し続けることが前提となるので、この点が大きく異なります。
  • 家賃収入による経済的メリット:留守中も家賃収入が得られるため、住宅ローンの返済や固定資産税の支払いに充当できます。空き家のまま放置するより、経済的な負担を軽減できるでしょう。

例を挙げると、「3年間の地方転勤を命じられ、その期間だけ自宅を賃貸に出し、転勤が終われば再び自宅に住む」といった使い方が可能です。貸出期間に明確な終わりがあるため、転勤期間中だけ自宅を有効活用できます。

リロケーションの賃貸について詳しくは「リロケーション賃貸は留守宅を安心して貸せるオススメ方法!詳細解説」の記事も、参考にしてみてください。

契約上は「定期借家契約」と「転貸借方式」がポイント

リロケーションでは、おもに「定期借家契約」と「転貸借方式(サブリース)」という2つの仕組みの組み合わせがよく使われます。

【リロケーションの契約形態】

  • 定期借家契約:あらかじめ契約期間を定め、期間満了とともに契約が確実に終了する賃貸借契約です。更新はなく、再契約する場合も貸主・借主の双方の合意が必要になります。
  • 転貸借方式(サブリース):貸主が管理会社と賃貸借契約を結び、管理会社が入居者に転貸する方式です。管理会社が空室リスクを負担し、貸主に一定の家賃を保証するケースもあります。

「定期借家契約」はリロケーションの重要ポイントとなるため、詳しくは以下に続きます。転貸借方式(サブリース)については「サブリースとは?最初に理解しておくべき仕組み・メリット・注意点」の記事をご確認ください。

普通の賃貸と違い期間満了で確実に退去してもらえる

リロケーションで締結する「定期借家契約」では、契約期間が満了すれば借主は退去しなければなりません。これは、通常の賃貸借契約(普通借家契約)とは大きく異なる点です。

【定期借家契約と普通借家契約との違い】

  • 契約が自動更新されるか:普通借家契約では、契約は自動的に更新されます。貸主が一方的に契約を終了させることは、法律上困難です。
  • 更新を拒絶できるかどうか:普通借家契約では、貸主が契約更新を拒絶するには「正当事由」が必要です。単に「自分が住みたいから」という理由では退去してもらえません。
  • 確実な退去の保証があるか:リロケーションで締結する定期借家契約では、必要な手続きを経れば期間満了で契約は終了します。貸主が自宅に戻りたい場合に、法的トラブルに発展する心配がありません。

この違いは、とくに転勤でマイホームが空き家になる方にとって重要です。帰任時に確実に自宅へ戻れる保証がなければ、賃貸に出せません。定期借家契約という法的な枠組みがあるからこそ、安心して自宅を貸し出せるのです。

参考:国土交通省「定期借家制度(定期建物賃貸借制度)をご存じですか…?」

リロケーションは転勤族や海外赴任者におすすめの選択肢

リロケーションは、転勤族や海外赴任者にとって理想的な持ち家の活用法といえます。自宅を手放さずに済み、かつ留守中の経済的・物理的なリスクを軽減できるからです。

【リロケーションが適している理由】

  • 住宅ローン返済に充てられる:転勤中も住宅ローンの返済は続きます。家賃収入があれば、それをローン返済に充てられるため、経済的な負担が和らぎます。
  • 建物の劣化を防げる:空き家のまま放置すると、換気や清掃が行き届かなくなるため、建物が急速に劣化しやすくなります。入居者が住むことが、日常的な使用が建物の維持につながります。
  • 防犯面の安心感がある:長期間の空き家は、空き巣や不法侵入のリスクが高まります。誰かが居住していれば、こうした犯罪リスクを大幅に低減できるでしょう。
  • 帰任後の住まいを確保できる:マイホームを売却してしまうと、帰任時に再び住宅を購入する必要があります。リロケーションなら自宅を保持できるため、帰任後もスムーズに元の生活に戻れます。

転勤でリロケーションを検討している方は、「転勤時のリロケーション全解説!メリット・注意点・判断基準も解説」の記事もご覧ください。

先に知っておきたいリロケーションの注意点

リロケーションには多くのメリットがある一方で、実施前に把握すべき注意点もあります。以下のポイントを押さえましょう。

  1. 家賃は相場より安くなりやすい
  2. リロケーション中は住宅ローン控除が適用外になる
  3. 契約更新・変更・期間延長などは基本的にできない
  4. 管理手数料が割高な場合がある

家賃は相場より安くなりやすい

定期借家契約を締結するリロケーションでは、家賃は相場よりも安くなるのが一般的です。

【家賃が安くなる理由】

  • 契約期間に制限がある:定期借家契約では、借主(入居者)は契約期間が終われば退去しなければなりません。長期的に安定して住めないため、敬遠されやすい条件です。
  • 需要が限定されてしまう:期間限定の住まいを探している人は、転勤者や一時的な滞在者など、限られた層に絞られます。需要が少ない分、家賃を下げないと入居者が見つかりにくくなります。

具体的な金額の目安としては、周辺の普通借家契約の物件と比較して、10〜20%程度家賃が安く設定されるケースが多く見られます。立地や物件の状態によっては、さらに安くなる場合もあります。

リロケーション中は住宅ローン控除が適用外になる

リロケーションで自宅を賃貸に出すと、その期間は住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)を受けられなくなります。その理由は、居住要件が満たせなくなるからです。

住宅ローン控除は、自らが居住する住宅に対して適用される制度です。賃貸に出して自分が住まなくなると、適用外となります。

なお、帰任後に再び自宅に住み始めれば、残りの控除期間については住宅ローン控除を再開できます。

詳しくは、「住宅ローン返済中でも安全にリロケーションするための全知識を解説」の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

参考:国税庁「No.1211-1 住宅の新築等をし、令和4年以降に居住の用に供した場合(住宅借入金等特別控除)」

契約更新・変更・期間延長などは基本的にできない

定期借家契約は決められた期限で契約が終了するメリットがある一方で、契約期間の途中で期間を延長したりすることが原則としてできません(双方合意すれば家賃の条件などを変更できる場合はあります)。

たとえば、「当初2年の契約を3年に延長したい」といった場合、基本的には新たに契約を結び直す必要があります。契約期間をはじめとする条件設定には、慎重な判断が必要です。

転勤期間が不確かな場合は、短めの契約期間にして再契約の可能性を残すか、長めの契約期間にして途中解約の条項を盛り込むかなど、状況に応じて戦略を練る必要があります。

管理手数料が割高な場合がある

リロケーションの管理手数料は、通常の賃貸管理よりも高く設定されるケースがある点も知っておきましょう。

一般的な賃貸管理の手数料は家賃の5%程度ですが、リロケーションでは10%前後になるケースがあります。

【管理手数料が割高になる理由】

  • 専門性の高さ:定期借家契約は通常の賃貸借契約より複雑で、契約書の作成や借主への説明に専門知識が必要です。
  • 手間のかかる業務:リロケーションでは、契約期間満了時の退去手続きや、貸主への物件返還など、通常の賃貸管理にはない業務が発生します。こうした追加業務が手数料に反映されることがあります。

手数料が高くても、専門的なサービスを受けられるメリットは大きなものです。ただし、複数の管理会社から見積もりを取り、サービス内容と手数料のバランスを比較検討することが重要です。

リロケーションを手がける会社については、「【効率よく・失敗を防ぐ】リロケーション会社の選び方5つを解説」の記事にて詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

リロケーションで生じる費用や税金

先ほど管理手数料について触れましたが、リロケーションを実施すると家賃収入が得られる一方で、さまざまな費用や税金も発生します。ここではあらためてコストを整理しておきましょう。

  1. 管理会社に支払う管理手数料
  2. 入居者の募集時の事務手数料や広告料
  3. ハウスクリーニング費用
  4. 設備故障時などの修理費用
  5. 不動産所得に対する所得税

管理会社に支払う管理手数料

管理委託料は、管理会社に物件管理を依頼する対価として毎月支払う費用です。

【管理委託料の内訳】

  • 基本的な管理業務:入居者からの家賃回収、クレーム対応、定期的な物件確認など、日常的な管理業務が含まれます。遠隔地にいる貸主に代わって、現地での対応を担当します。
  • 手数料の相場:リロケーションの場合、家賃の10%前後のケースが多く見られます。たとえば月額家賃が15万円なら、毎月1万5000円程度の管理委託料を支払います。
  • サービス内容の差:管理会社によって、手数料に含まれるサービスの範囲が異なります。24時間対応のサポートや、詳細な報告書の提供など、付加サービスがある場合は手数料が高くなる傾向です。

管理委託料は毎月発生する固定費のため、年間で見るとかなりの金額になります。家賃収入から管理委託料を差し引いた金額が、実際の手取り収入となる点を忘れないでください。

リロケーションの費用については「物件タイプ・間取り別|リロケーションにかかる費用相場と節約のコツ」の記事もご覧ください。

入居者の募集時の事務手数料や広告料

入居者を募集する際には、管理会社に対して各種手数料が生じるケースがあります。

【募集に関わる費用】

  • 広告料(AD):入居者を募集する際、不動産仲介会社に支払う広告宣伝費です。家賃の1〜2カ月分が相場で、物件の条件や市況によって変動します。
  • 契約事務手数料:賃貸借契約を締結する際の事務手続きにかかる費用です。数万円程度が一般的です。

これらの費用の扱いは、管理会社によってもばらつきがあります。管理会社を検討する際には、管理手数料以外にどのような費用が生じるのか、よく確認しましょう。

ハウスクリーニング費用

自宅を貸し出す前には、基本的には専門業者によるハウスクリーニングを入れます。

ハウスクリーニングの費用は、広さや汚れ具合によって変動しますが、2LDKのマンションで5〜10万円程度が目安です。

また、入居者が退去して、再び自分たちが住む前にもハウスクリーニングを入れる場合、同様の費用がかかります。

クリーニングについては、「マンションを賃貸に出すならクリーニングは必須!費用と箇所を解説」の記事にて詳しく取り上げています。

設備故障時などの修理費用

賃貸期間中に設備が故障した場合には、貸主がその修理費用を負担するのが原則です。

【修理費用の負担】

  • 貸主の責任範囲:給湯器・エアコン・水回り設備など、建物や設備の経年劣化による故障は、貸主が修理費用を負担します。借主の故意・過失による破損でない限り、貸主の責任です。
  • 費用の目安:小規模な修理なら数万円程度ですが、給湯器の交換やエアコンの買い替えとなると、10万円以上かかる場合もあります。築年数が古い物件ほど、故障のリスクは高まります。
  • 修繕保険の活用:修繕費用をカバーする保険プランを提供している管理会社もあります。一定範囲の修理費用を補償してもらえるため、加入を検討する価値があるでしょう。

修理費用は予測が難しく、突発的に発生します。家賃収入の一部を修繕費として積み立てておくなど、資金計画に余裕を持たせておきましょう。

不動産所得に対する所得税

リロケーションで得た家賃収入は、不動産所得として所得税の課税対象となります。

【不動産所得の計算と課税】

  • 総収入金額の算出:年間の家賃収入の合計が総収入金額です。たとえば月額15万円の家賃なら、年間180万円が総収入金額になります。
  • 必要経費の控除:管理委託料・修繕費・固定資産税・減価償却費などの必要経費は、総収入金額から差し引けます。これらの経費をしっかり計上すれば、課税対象となる所得を圧縮できます。
  • 所得税の計算:不動産所得は給与所得と合算して課税されます(総合課税)。所得が増えると税率も上がるため、高所得者ほど税負担が重くなる仕組みです。
  • 確定申告の義務:給与所得および退職所得以外の不動産所得など(副業収入などがある場合はそれも合算)が年間20万円を超える場合、確定申告が必要です。必要経費の領収書や契約書類をしっかり保管し、正確に申告しましょう。

税金の計算は複雑で、適切な経費計上ができないと余分な税金を支払うことになります。税理士に相談して、適法な節税対策を講じることをおすすめします。

家を貸すときにかかる税金については、「家を貸すときにかかる税金を把握して見通しを立てる!計算方法を解説」の記事もご覧ください。

参考:国税庁「No.1370 不動産収入を受け取ったとき(不動産所得)」国税庁「No.2220 総合課税制度」

リロケーションを行う流れ 5ステップ

続いて、リロケーションを実施する具体的な流れを5つのステップで解説します。

  1. ステップ1:賃貸管理会社に査定を依頼する
  2. ステップ2:リロケーションを依頼する管理会社を選ぶ
  3. ステップ3:入居者の募集・入居審査・契約をする
  4. ステップ4:管理会社が中心となって入居中の管理を行う
  5. ステップ5:入居者が退去して帰任する

ステップ1:賃貸管理会社に査定を依頼する

リロケーションを検討し始めたら、まず複数の賃貸管理会社に自宅の査定を依頼します。

【査定依頼の進め方】

  • 複数社への依頼:1社だけでなく、3〜5社程度に査定を依頼すれば、家賃相場や管理サービスの内容を比較できます。各社の提案内容や対応の質も見極められるでしょう。
  • 査定のポイント:管理会社は、物件の立地・築年数・間取り・設備状況などを総合的に評価し、想定家賃を算出します。周辺の賃貸相場や需要動向も考慮されるため、現実的な家賃水準がわかります。
  • 無料査定の活用:多くの管理会社は、無料で査定サービスを提供しています。査定だけなら費用は発生しないため、気軽に複数社に依頼しましょう。

リロケーションの査定については、「リロケーションの査定は一括比較を行うべき!査定手順と高く貸すコツ」の記事もご覧ください。

査定を依頼する際におすすめなのは、「マンション貸す.com」です。

ステップ2:リロケーションを依頼する管理会社を選ぶ

査定結果をもとに、実際にリロケーションを依頼する管理会社を選定します。

【管理会社選びの基準】

  • サービス内容の充実度:入居者募集・契約手続き・家賃回収・クレーム対応・定期点検など、どこまでサポートしてくれるかを確認します。転勤中は現地に行けないため、手厚いサポートが必要です。
  • 手数料の妥当性:管理委託料や各種手数料が、サービス内容に見合った水準かを判断します。安いだけでなく、コストパフォーマンスの良さを重視しましょう。
  • 実績と信頼性:リロケーション専門の実績が豊富な会社は、定期借家契約のノウハウや入居者対応に長けています。口コミや評判も参考にして、信頼できる会社を選んでください。

契約前には、管理委託契約書の内容を細部まで確認します。サービス範囲・手数料・解約条件などを明確にし、疑問点があれば遠慮なく質問して解消しておきましょう。

比較検討の際には「リロケーション 比較」
「徹底比較!リロケーション会社5選の特徴と後悔しない基準を解説」の記事も参考にしてみてください。

ステップ3:入居者の募集・入居審査・契約をする

管理会社と契約したら、いよいよ入居者の募集が始まります。

【入居者募集から契約までの流れ】

  • 募集活動の開始:管理会社が不動産ポータルサイトへの掲載や、自社ネットワークを活用して入居希望者を募ります。物件写真の撮影や間取り図の作成も、基本的に管理会社が担当します。
  • 内覧対応:入居希望者が現れたら、管理会社が内覧の案内を行います。オーナーがまだ入居中の場合は、室内を見せられるように準備して対応しましょう。
  • 入居審査の実施:入居希望者の収入・勤務先・過去の賃貸履歴などを審査し、家賃支払い能力や信用性を確認します。審査は管理会社に委託できますが、希望があれば明確に伝えておきましょう。
  • 契約締結:審査に通った入居者と、定期借家契約を締結します(転貸借方式の場合は、管理会社と入居者の契約になります)。契約書には、契約期間・家賃・更新の有無・退去条件などを明記し、管理会社が借主に十分説明したうえで署名・捺印をもらいます。

入居者が決まるまでにかかる期間は、物件の条件や市況によって異なります。早ければ数週間、場合によっては数カ月かかることもあるため、転勤前に余裕を持って募集を開始してください。

ステップ4:管理会社が中心となって入居中の管理を行う

入居者が入居した後は、管理会社が日常的な管理業務を担当します。

【入居中の管理業務】

  • 家賃の回収:管理会社が毎月の家賃を入居者から回収し、契約に基づいた金額が貸主へと送金されます。送金日や振込手数料の有無なども事前に確認しておきましょう。
  • クレーム対応:設備の不具合や近隣トラブルなど、入居者からのクレームに管理会社が対応します。緊急時には24時間対応してくれる管理会社もあるため、サービス内容を確認してください。
  • 報告書の提供:管理会社によっては、定期的に管理状況の報告書を送付してくれます。遠隔地にいても物件の状態を把握できるため、安心感が増すでしょう。

貸主は基本的に何もする必要がありませんが、重要な決定事項(大規模修繕の承認など)については、管理会社から連絡が入ります。連絡手段や対応方法を事前に取り決めておくと、スムーズに進みます。

ステップ5:入居者が退去して帰任する

契約期間が満了が近づくと、入居者の退去手続きに入ります。

【退去までの流れ】

  • 退去立会い:契約期間満了の前に、管理会社が入居者立会いのもと、物件の状態を確認します。傷や汚れがあれば、原状回復の範囲を協議します。
  • 原状回復費用の精算:入居者の故意・過失による破損があれば、敷金から原状回復費用を差し引きます。通常の使用による経年劣化は、貸主が負担するのが原則です。
  • 清掃・修繕の実施:退去後、必要に応じてハウスクリーニングや修繕を行います。自分が住むために戻るのであれば、快適に住める状態に整えておきましょう。
  • 鍵の返却と引き渡し:すべての手続きが完了したら、管理会社から鍵を返却してもらい、正式に物件の引き渡しを受けます。これで自宅へ戻ることができます。

退去時のトラブルを避けるため、契約時に原状回復の範囲や特約事項を明確にしておくことが重要です。管理会社と密に連絡を取り合い、スムーズな退去・帰任を実現しましょう。

まとめ

本記事では「リロケーション」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。

最初にリロケーションの基礎知識として、以下を解説しました。

1. 転勤中などの期間限定で自宅を貸し出す仕組み
2. 契約上は「定期借家契約」と「転貸借方式」がポイント
3.普通の賃貸と違い期間満了で確実に退去してもらえる
4. リロケーションは転勤族や海外赴任者におすすめの選択肢

先に知っておきたいリロケーションの注意点は、以下のとおりです。

1. 家賃は相場より安くなりやすい
2. リロケーション中は住宅ローン控除が適用外になる
3.契約更新・変更・期間延長などは基本的にできない
4. 管理手数料が割高な場合がある

リロケーションで生じる費用や税金は、以下のとおりです。

1. 管理会社に支払う管理手数料
2. 入居者の募集時の事務手数料や広告料
3. ハウスクリーニング費用
4.設備故障時などの修理費用
5. 不動産所得に対する所得税

リロケーションを行う流れを5つのステップで解説しました。

1. 賃貸管理会社に査定を依頼する
2. リロケーションを依頼する管理会社を選ぶ
3. 入居者の募集・入居審査・契約をする
4.管理会社が中心となって入居中の管理を行う
5. 入居者が退去して帰任する

リロケーションは、空き家となる自宅を有効活用できる優れた選択肢です。事前にメリットとデメリットを十分に理解し、信頼できる管理会社に依頼して、リロケーションをスムーズに進めていきましょう。

河上 隼人

Author information

河上 隼人

1980年11月8日生まれ
広島県出身
株式会社エイムプレイス 代表取締役

インターネットメディア事業「マンション貸す.com」を運営し、不動産オーナーと不動産会社をつなぐ架け橋として活動。効率的で自由度の高い経営スタイルを追求しながら、自らも日々学び続けている。

趣味はトレーニングと健康的なライフスタイルづくり。毎日の冷水シャワーを日課とし、体幹トレーニングではアブローラーの“立ちコロ”を悠々こなす。数年前にお酒をやめてからは、心身ともにすっきりとした日々を楽しんでいる。
「挑戦と進化」をテーマに、自然体で自分らしい生き方を磨き続けている。

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