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超入門編|賃貸併用住宅の基礎から魅力・リスクまで丁寧に解説

最終更新日

不動産投資・副収入としての活用法

「賃貸併用住宅ってなんなの?土地を相続したときにすすめられたけど、いいものなの…?」

「賃貸併用住宅はどんな仕組み?今後の生活にも合わせられるって聞いたけど一体どういう家なのかな」

このように、「賃貸併用住宅」という言葉を初めて聞き、仕組みや自分に合っているのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

賃貸併用住宅とは、1つの建物の中にオーナーが住む「自宅」と「賃貸に出す住戸」をあわせ持つ住まいのことです。

自宅に暮らしながら家賃収入を得られるため、住宅費の負担軽減や土地活用の方法として注目されています。

一方で、空室リスクや管理の負担など注意すべき点もあり、賃貸併用住宅を始めるには事前に仕組みやメリット・リスクを理解しておくことが重要です。

とはいえ、メリット・デメリットだけを見て、「自分に向いていそう!」と判断して賃貸併用住宅をはじめるのはおすすめできません。

実は、賃貸併用住宅は、ハウスメーカーと管理会社の選び方によってオーナーの快適性と収益性が大きく左右されるからです。

そこで本記事では、賃貸併用住宅の基本的な仕組みからメリット・デメリット、後悔しないためのコツまでわかりやすく解説します。

本記事を読んでわかること

  • 賃貸併用住宅の基本的な仕組みがわかる
  • 賃貸併用住宅のメリット・デメリットがわかる
  • 賃貸併用住宅の実際の利用者の声がわかる
  • 賃貸併用住宅はどうすれば失敗しにくいかがわかる

本記事を読めば、賃貸併用住宅が自分に合っているか判断できますので、ぜひお読みください。

賃貸併用住宅とは?知っておくべき基本知識

賃貸併用住宅とは、1つの建物の中にオーナーが住む「自宅」と「賃貸に出す住戸」をあわせ持つ住まいのことです。

まずは賃貸併用住宅の構造と活用例についてみていきましょう。

賃貸併用住宅の構造

建物の構造は大きく分けて以下の3タイプがあり、戸建てからマンションまでさまざまな形で取り入れられています。

タイプ 特徴
縦割り 自宅と賃貸部分を左右に分ける構造で、上下階の生活音の影響を受けにくい
横割り
  • 1階自宅
    生活しやすさと収益性のバランスを取りやすい
  • 上階自宅
    採光や通風を確保しやすく、入居者の足音の影響を受けにくい
マンション 自宅以外の部分を複数の賃貸住戸として構成する形式で、家賃収入を増やしやすい

賃貸併用住宅の活用例

賃貸併用住宅の活用方法としては、新築するか、改築するかの2つの方法があり、それぞれライフステージに応じて選ぶことができます。

賃貸併用住宅の始め方 詳細
新築 土地がなければ購入し、賃貸併用住宅のプランを立てながら新たに建築する
今ある住宅を賃貸併用住宅に改築 現在のライフスタイルにあわせた広さ・間取りで、自宅の改築プランを立てる

【パターン1:新築の場合】

  • 購入時
    自宅+賃貸として家賃収入を得る
  • 子どもが独立後
    賃貸部分を親との同居スペースに転用
  • 同居の必要がなくなった後
    再び賃貸に戻して収益化、または子世帯が自宅部分に居住

【パターン2:改築の場合】

  • 改築前
    相続した築古の戸建てに一人で住んでいる(部屋が余っている)
  • 改築後
    一部を賃貸用に改築し、自宅+賃貸として家賃収入を得る
  • 将来的に
    同居人が増えれば賃貸部分を居住スペースに転用、住み替えるなら全体を賃貸として運用

このように、賃貸併用住では「今の暮らし」と「将来の変化」の両方に対応できます。

賃貸併用住宅は土地活用を検討する人からの関心が徐々に高まってきている

賃貸併用住宅の基礎知識に関して知っていただけたところで、次に実際「賃貸併用住宅をどれくらいの人が選んでいるのか」を見ていきましょう。

結論、賃貸併用住宅は土地活用を検討する人からの関心が徐々に高まってきています。

賃貸併用住宅に関するオーナー調査報告によると、「最初から賃貸併用住宅を検討していたオーナーの割合は、23%増加した」ということがわかりました。

参考:旭化成ホームズ株式会社「賃貸併用住宅の価値―オーナー調査から見えた新たなメリット―」

この変化の背景には、家族構成の変化などが考えられます。

かつて住宅設計の標準とされてきた「夫婦+子ども2人」の4人家族世帯は減少傾向にあります。

家族の少人数化が進むと、子どもが独立したり親が亡くなったりすれば、広い家に1〜2人で暮らすことになり、建物も土地も余ってしまうでしょう。

また、晩婚化や非婚化を背景に、単身世帯や夫婦のみ世帯30〜50代の単独世帯の増加により、収入が安定した社会人層が賃貸市場の中心になりつつあります。

かつて単身者向け賃貸住宅は学生を主な対象とした狭くシンプルな設備が主流でしたが、こうした層は住まいの広さや設備の質を重視するため、質の高い賃貸住戸への需要が高まっています。

その結果、賃貸部分に求められる水準が自宅と同等に近づいてきています。

家族構成の変化という追い風から、余った土地や部屋を賃貸として活用しながらも、将来の家族構成の変化にも対応できる賃貸併用住宅が、新たな選択肢として注目されるようになっています。

二世帯住宅は簡単には賃貸にできない!

二世帯住宅は解決策のひとつですが、建築基準法上「一戸建て住宅」として扱われるため、空いた部屋を賃貸にしようとすると長屋や共同住宅へのリフォームが必要になり、法的なハードルが高くなります。
親世帯の逝去や子どもの独立といった家族構成の変化に対応しにくいのです。

自宅を賃貸併用住宅にするメリット

ここからは実際に、自宅を賃貸併用住宅にするとどのようなメリットがあるのか見ていきたいと思います。

に分けて見ていきましょう。

【これから家を建てる・既に家を所有している場合共通】

これから家を建てる・既に家を所有している場合共通のメリットは、以下3つです。

順番に解説します。

3-1-1.土地を有効活用できる

賃貸併用住宅は、自宅として暮らしながら土地の一部を賃貸として活用できるため、所有している土地を無駄なく活かせます。

使い道が決まっていない土地や広さを持て余している土地でも、賃貸部分を設けることで家賃収入を得られるようになり、収益を生む資産へと変えられます。

たとえば、100坪の土地がある場合、そのすべてを自宅として使ってしまうと収益は生まれません。
管理しきれず雑草が生えてしまったり、物置のように使われてしまったりするケースもあるでしょう。
しかし土地の一部を賃貸用の住戸として活用すれば、自宅としての居住スペースを確保しながら、同時に収益化することができます。

このように、居住と収益の両方を実現できる点は、土地の活用方法に悩んでいる方にとって、賃貸併用住宅が有力な選択肢となる理由のひとつです。

3-1-2.固定資産税を減らせる

賃貸併用住宅にする場合、土地をそのまま維持するよりも固定資産税を減らせるため、税金対策になります。

住宅が建っている土地には「住宅用地の特例」の適用によって計算方法が変わり、課税標準額が軽減されます。

  • 住宅用地の特例
    住宅が建っている土地の固定資産税が安くなる制度
  • 課税標準額
    固定資産税や住民税などの税額を計算する基礎となる金額

そしてさらに、土地の広さによってどのくらい軽減されるかが変わります。

固定資産税 計算方法
土地そのままor建築中の場合 固定資産税評価額(課税標準額)× 税率(原則1.4%)
【賃貸併用住宅を建てた】
200平方メートル以下
固定資産税評価額(課税標準額)× 税率(原則1.4%)×1/6
※1戸あたり200平方メートルまで
【賃貸併用住宅を建てた】
200平方メートル以上
固定資産税評価額(課税標準額)× 税率(原則1.4%)×1/3

たとえば、500平方メートル、固定資産税評価額1,000万円の土地を持っているとして、そのまま維持するか、賃貸部分を1戸設ける賃貸併用住宅にするかどうかでどの程度の節税につながるか見てみましょう。

固定資産税 計算方法
土地そのまま維持する場合 固定資産税評価額(課税標準額)× 税率(原則1.4%)
=1,000万円×1.4%=
14万円
賃貸併用住宅を建てる場合 500平方メートル、固定資産税評価額1,000万円住宅、賃貸部分2戸
(1)【賃貸併用住宅】
200平方メートル以下の部分
  • 2戸分のため200平方メートル以下×2=400平方メートルまで適用
  • 400平方メートルで800万円
固定資産税評価額(課税標準額)×1/6× 税率(原則1.4%)
=800万円 × 1/6 × 1.4% = 約18,000円
(2)【賃貸併用住宅】
200平方メートル超の部分
  • のこり100平方メートル
  • 100平方メートル200万円
固定資産税評価額(課税標準額)×1/3× 税率(原則1.4%)
=200万円 × 1/3× 1.4% = 約9,000円
(3)【賃貸併用住宅】
200平方メートル以下の部分
+
200平方メートル超の部分
9,338円 + 28,000円= 約2万7,000円
(4)そのまま維持した場合と
賃貸併用住宅で運用する差
14万円-約2.7万円=
約11.3万円

計算結果からおわかりいただけるように、土地をそのまま維持した場合と賃貸併用住宅で運用する場合を比較すると、約11.3万円もの節税になるのです。

住宅用地の特例が適用されることで、更地のまま保有する場合と比べて固定資産税の負担を大きく抑えられるのは、大きなメリットといえるでしょう。

3-1-3.相続税を減らせる可能性がある

更地のまま相続するより賃貸併用住宅にすると、相続税を減らせる可能性があります。

これは、賃貸併用住宅を建てた土地が「貸家建付地」として評価されるためです。

  • 貸家建付地
    アパートや賃貸マンションなど、他人に貸している建物が建っている土地

賃貸中の不動産は所有者が自由に使用・処分できない制約があります。

そのため、更地よりも相続税評価額が低く算定される仕組みとなっているのです。

  • 相続税評価額
    相続税の計算で用いられる財産の価額(不動産を含めた相続した資産の価値)

相続税は不動産の購入価格で計算されるのではなく「相続税評価額」が使わます。

多くの場合、相続税評価額の計算には「路線価方式」が用いられ、更地の場合は以下の計算で概算できます。

  • 路線価方式
    道路ごとに決められた「路線価」という道路の価格を使って土地の相続税評価額を計算する方法

今回は以下のケースを例として考えてみましょう。

  • 土地の広さ:300平方メートル
  • 自用地:100平方メートル
  • 貸付地:200平方メートル
  • 路線価:20万円/平方メートル
  • 借地権割合:70%
  • 借家権割合:30%
  • 賃貸割合:満室100%
自用地の相続税評価額=20万円 × 100平方メートル= 2,000万円
貸家建付地の相続税評価額=20万円×200平方メートル×(1-70%×30%×100%)
=3,160万円

合計評価額
2,000万円 + 3,160万円= 5,160万円

賃貸併用住宅を建てず、更地では6,000万円だった相続税評価額が、
賃貸併用住宅を建てることで5,160万円となり、840万円評価額が減少する結果となります。

このように、賃貸併用住宅を建てることで土地は貸家建付地として評価されるため、相続税評価額を抑えられる可能性があります。

減額効果は賃貸割合や借地権割合、空室状況などによって変動しますが、一つの節税対策となります。

【これから家を建てる場合のみ】

これから賃貸併用住宅を建てる方には、次のようなメリットがあります。

順番に解説します。

3-2-1.賃貸経営をしながら住宅ローンを利用できる場合がある

賃貸併用住宅は、条件を満たせば不動産投資ローンではなく住宅ローンを利用できる場合があります。

アパートや賃貸マンションなどの投資用不動産を建てる場合は、一般的に「不動産投資ローン」を利用します。

しかし賃貸併用住宅は自宅としての居住部分を含むため、住宅ローンを利用できる場合があるのです。

住宅ローンは不動産投資ローンよりも金利が低く設定されていることが多く、返済負担を抑えやすい点がメリットとなります。

不動産投資ローンとの主な違いは、以下の通りです。

項目 住宅ローン 不動産投資ローン
目的 居住用 収益用
金利 低い
  1. 5%台~2%程度
高い
  1. 5〜4%程度
融資限度額 年収の5〜8倍 年収の10倍〜20倍
審査基準 比較的通りやすい 収益性や事業性も重視される
主な返済原資 給与収入 家賃収入

住宅ローンの基本的な利用条件として、多くの金融機関では「オーナーの居住部分の床面積が建物全体の50%以上であること」としています。

賃貸部分から得られる家賃収入をローン返済の一部に充てることができれば、実質的な自己負担を軽減しながら住宅を取得できるでしょう。

基本的には安定した収入(会社員など)や自己資金の余裕など、金融機関の融資基準で判断されますが、ただし住宅ローンは必ず利用できるわけではないので、事前に条件を確認しておくことが重要です。

3-2-2.ライフスタイルの変化に対応しやすい

これから賃貸併用住宅を建てる場合は、将来のライフスタイルの変化を見据えて、自宅部分と賃貸部分を柔軟に活用できるよう設計できます。

新築時に自宅と賃貸の動線や設備を分けておくことで、家族構成や生活環境の変化に応じて、それぞれの用途を変更しやすくなります。

ここで、3階建ての賃貸併用住宅の活用例を見てみましょう。

3階建ての物件を賃貸併用住宅にする例

  • 子育て期
    1階を単身者向け住戸として賃貸し、2〜3階を自宅として使用。2階子ども部屋、3階がリビングとし1階から家賃収入を得ながら家族で暮らす。
  • 中高年期
    子どもが独立したあとは、2階部分が空きスペースになるため、賃貸住戸として貸し出し。
    3階のみを自宅として使用し、1階と2階を賃貸とすることで、収益性を高めながらコンパクトな暮らしに移行。
  • 老後・相続期
    老後は、3階の自宅部分を維持しつつ、1階と3階を賃貸として運用することで、継続的な家賃収入を生活資金に活用。
    将来的に施設に入るなどし、3階部分も賃貸へ転用すれば、建物全体を収益物件として運用することも可能。

このように新築時から賃貸併用住宅として設計しておくことで、現在の居住ニーズを満たしながら、将来の同居や住み替え、収益化などにも柔軟に対応できます。

賃貸併用住宅の思わぬデメリット

ここまでメリットを見てきましたが、デメリットももちろんあります。

メリット同様、以下に分けて賃貸併用住宅のデメリットを見ていきます。

順番に解説します。

【これから家を建てる・既に家を所有している場合共通】

これから家を建てる・既に家を所有している場合共通のデメリットは、以下3つです。

1つひとつ解説します。

4-1-1.入居者からのクレームが直接来ることがある

賃貸併用住宅は入居者と同じ土地に住むことになるため、距離の近さからクレームが直接来ることがあります。

一般的な賃貸経営はオーナーが物件の管理をする自主管理を選択しない限り、賃貸管理はトラブル時も含め、一般的に管理会社によっておこわれ、オーナーが直接対応する機会はほぼありません。

しかし賃貸併用住宅はオーナーが近くにいることから、管理会社を介さずに直接解決を求められる可能性があるのです。

たとえば、以下のようなトラブルが挙げられます。
  • 【住民トラブル】上階の生活音が気になる
  • 【住民トラブル】共用部分の使い方が悪い
  • 【設備故障】給排水設備の不具合がある

住民同士のトラブルでは、双方の事情を確認しながら配慮して対応する必要があるため、賃貸管理的な知識やある程度の対応力・折衝力が必要になり、精神的な負担を感じるでしょう。

給排水設備の不具合が発生した場合は、修理業者の手配によって解決できますが、時間帯を問わず連絡が来る可能性があるほか、状況によっては応急対応が必要になることもあります。

応急対応例

  • 水漏れトラブル
    水道業者を手配し、その間バケツやタオルで水を受ける、 漏電防止のため周辺の電源を切るなど
  • 給湯器の故障
    電源の入れ直し、ブレーカーの確認に行く、メーカーのサポート窓口に連絡など。その結果を受け、修理または交換に動く。

管理会社へ依頼していたとしても、オーナー自らトラブル対応しなければならない可能性があるのは、賃貸併用住宅のデメリットといえます。

4-1-2.借り手を確保するのが難しい

賃貸併用住宅は、入居者である借り手を確保するのが難しい傾向にあります。

理由としてはオーナーが近くに住んでいることから、気まずさや生活音への気遣いがより必要になり、プライバシーの観点から入居者側から敬遠されやすいためです。

とくに戸建てや小規模なアパートなどでは、オーナーとの距離が近くなるため、これらのデメリットが生じることがあるでしょう。

  • 新築なので早く入居者が決まると思っていたが、契約に至らない。
  • ようやく入居者が決まったものの、期間満了前に退去してしまった

空室が発生すると家賃収入が得られなくなるため、ローン返済を家賃収入の一部でまかなう計画を立てている場合は、返済負担が増える可能性があります。

こうしたリスクを軽減するためには、出入口を完全に分けた設計にすることや、防音性の高い構造を採用するなど、入居者のプライバシーに配慮した設計をおこなうことが重要です。

4-1-3.売却が難しい

賃貸併用住宅は、一般的な戸建て住宅や投資用アパートと比べて、売却が難しくなる場合があります。

購入を検討する人の層が「中古の賃貸併用住宅がほしい」という人に限定されるからです。

たとえば通常の戸建て住宅は自宅として利用する人が主な購入者となり、アパートなら投資目的の購入者が中心となります。
しかし「中古の賃貸併用住宅がほしい」という人はこれから自分も住み、投資もしたいという両方の希望を持つ人に限られてしまいます。

購入希望者のライフスタイルや投資方針によっては、物件の用途が合わず、購入を見送られるケースも多いでしょう。

【これから家を建てる場合のみ】

これから家を建てる場合は、次のようなデメリットがあります。

順番に解説します。

4-2-1.通常の住居よりもコストが高くなる

賃貸併用住宅は、通常の住宅と比べて建築費や維持費などのコストが高くなる傾向にあります。

以下は賃貸併用住宅の建築費一例で、最低限の設備となるトイレ・浴室・キッチンが含まれています。

構造 賃貸併用住宅の坪単価 注文住宅の坪単価
木造 約80万円~100万円/坪 約58万/坪
鉄骨造 約90万円~120万円/坪 約90万/坪
RC造(鉄筋コンクリート造) 約100万円~120万円/坪 約92万/坪

最低限の設備だけで、賃貸併用住宅の方が高いのにもかかわらず、さらに次のような設備・構造を備える必要があるため、コストが大きくなるのは避けて通れません。

加えて、賃貸経営を続けていくには以下のような維持費も当然かかります。

  • 入居者募集費用(広告費・仲介手数料)
  • 管理費用(管理会社へ委託する場合)
  • 修繕費(設備交換・外壁修繕など)
  • 火災保険

そのため、自分が住むだけでなく、賃貸経営による費用がかかることを理解しておく必要があるのです。

ここで、以下の条件で賃貸併用住宅を建てた場合を想定してみましょう。

  • 100坪の鉄骨造(100万円/坪)
  • 賃料20万円/月、3戸
  • 年収800万円、所得税率20%の人
費用 単価
建築費 1億万円
共用部分(本体建築費の2割と仮定) 2,000万円
ローン返済 月36.8万円、年441万円
入居者募集費用(広告費・仲介手数料) 広告費:賃料1ヶ月分、20万円 × 3戸 = 60万円
仲介手数料:賃料1ヶ月分、20万円 × 3戸 = 60万円
管理費用(管理会社へ委託する場合) 賃料の5%、年12万円× 3戸 = 36万円
修繕費積み立て(設備交換・外壁修繕など) 家賃収入の10%、年24万円× 3戸 = 72万円
固定資産税 50万円(賃貸部分30万円)
火災保険 年3万円
経費合計 管理費用+修繕費積み立て+固定資産税+火災保険
=141万円
減価償却費※ 建物価格1億2,000万円 ÷ 耐用年数34年=353万円
課税所得 家賃収入720万円 − 経費141万円 − 減価償却353万円=226万円
所得税 226 × 20% = 45.2万円(※追加分)
住民税 226 × 10% = 22.6万円(※追加分)
収益合計 20万円 × 12ヶ月 × 3戸= 720万円
 年間の費用合計 ローン返済441万円+管理費36万円+修繕費72万円+火災保険3万円+固定資産税50万円+所得税45.2万円+住民税22.6万円
=669.8万円
初年度(募集費用あり) 年間の費用合計669.8万円+募集費120万円=789.8万円
収益合計720万円−789.8万円
=−69.8万円
次年度以降見込み(募集費用除く) 費用合計720万円−年間の費用合計669.8万円
=+50.2万円

※減価償却費:高額な資産を購入したら費用を一度に計上せず、法律で定められた使用可能期間(耐用年数)にわたって分割し、毎年の経費として計上する仕組み

このように、賃貸併用住宅は家賃収入が得られる一方で、管理費や修繕費、税金などの維持費が発生するため、家賃収入のすべてが利益になるわけではありません。

初年度で入居者がつき、継続して住み続けてくれればいいですが、退去が早ければ募集費用がかさみ続ける場合もあります。

自宅だけを建設する場合とかかるコストが変わってくるため、理解しておきましょう。

4-2-2.自宅の建築プランに制約が生じる

賃貸併用住宅は、自宅と賃貸部分を同じ建物内に設けるため、通常の注文住宅と比べて建築プランに制約が生じやすくなります。

注文住宅であれば、自分や家族の生活スタイルに合わせて間取りや設備を自由に設計できます。

ですが、賃貸併用住宅では入居者が快適に暮らせる設計も同時に考える必要があります。

たとえば、以下のような制約が生じることがあります。
  • 自宅部分と賃貸部分の出入口を分ける必要がある
  • 生活音によるトラブルを防ぐため、防音性の高い構造にする
  • 賃貸部分の採光や通風を確保するため、建物全体の間取りを調整する
  • 配管や水回りの位置の制約により、間取りを自由に決められなくなる

とくに、入居者のプライバシーや独立性が確保されていない場合は入居者が集まりにくくなります。

自宅としての利便性よりも賃貸部分の使いやすさを優先した設計が求められるケースもあるでしょう。

実際どうなの?賃貸併用住宅を利用した人の声

デメリットもおわかりいただけたところで、実際に賃貸併用住宅を利用した人の声を見ていきたいと思います。

順番に紹介していきましょう。

利用者の声(1)満足しているケース

賃貸併用住宅に住んで満足しているケースでは、主に「経済的なメリット」と「暮らしの安心感」に関する声が多く見られます。

経済的な面について満足している声

  • 家賃収入が得られ、家計がとても助かっている
    自宅だけではすべての生活費用を自分で負担する必要があったため。
  • 空き家部分を活用して収入を得られた
    空き家状態だった1階を賃貸として活用。住まいを維持しながら収入を得られ、将来への安心感につながった。
  • 家賃収入で住居費の負担を抑えられる
    家賃収入を住宅ローンの返済に充て、条件を満たせば住宅ローン控除も利用できるため。

参考:理想のおうち「【危険だからやめとけ!?】賃貸併用住宅を建てた人が後悔・失敗した事例5選」

暮らしに関する面について満足している声

  • 防犯性が高く安心して暮らせる
    賃貸併用住宅ではオートロックや共用部が設けられることが多い。入居者や関係者以外が建物内に入りにくい。
  • 建物に人の気配があることで精神的な安心感がある
    同じ建物内に入居者が住んでいることで、人の出入りや生活の気配があるり、防犯面だけでなく精神的な安心感につながっていると感じる人もいます。
  • 将来を見据えて自宅を資産として活用できる
    将来的に子どもへ引き継ぐことを見据え、自宅の一部を賃貸として活用。住まいを維持しながら家賃収入の基盤を整えられる。

参考:株式会社アシスト「オーナーズアシスト」
参考:理想のおうち「【危険だからやめとけ!?】賃貸併用住宅を建てた人が後悔・失敗した事例5選」
参考:賃貸併用住宅リフォーム体験談「老後の家賃収入を確保」フルリフォームインタビュー

このように、賃貸併用住宅はつい家賃収入による住居費の負担軽減に目がいきがちですが、

暮らしの面でもメリットを感じている利用者が多く見られます。

賃貸併用住宅は自宅としての居住機能と収益物件としての側面をあわせもちます。

そのため、住まいとしての快適性を確保しながら、長期的な資産活用につながる選択肢のひとつになり得るのです。

利用者の声(2)不満・後悔しているケース

一方で、計画や設計によっては後悔につながるケースもあるため、事前に注意点を理解しておくことが重要です。

実際に後悔したと感じている利用者の声を紹介します。

経済的な面について後悔している声

  • 入居者が決まらず家賃収入が得られなかった
    ローン返済の負担が重くなり、老後資金の計画にも影響が出てしまった。
  • 入居者目線の設計にせず空室が続いてしまった
    オーナーの希望を優先した間取りや条件にしたことで、入居者ニーズを満たせなかったため。

参考:理想のおうち「【危険だからやめとけ!?】賃貸併用住宅を建てた人が後悔・失敗した事例5選」

暮らしに関する面について後悔している声

  • プライベート面で気をつかう場面が多い
    同じ建物に入居者が住んでいるため。生活音や日常の行動が迷惑にならないか気をつかう必要がある。
  • 入居者対応の負担が想像以上に大きかった
    入居者が直接訪ねてくることもあり、時間帯を問わず対応が必要になる場合があったため。

参考:理想のおうち「【危険だからやめとけ!?】賃貸併用住宅を建てた人が後悔・失敗した事例5選」

このように賃貸併用住宅では空室による収入減少や、管理・生活面での負担に後悔を感じるケースがあります。

とくに入居者のニーズを十分に考慮せず設計してしまうと、空室が長期化し、想定していた収益を得られない可能性も否定できません。

賃貸併用住宅を成功させるためには、自宅としての住みやすさだけでなく、入居者にとっても魅力的な間取りや設備を意識するとともに、長期的な収支や管理負担も含めて計画することが重要といえるでしょう。

賃貸併用住宅が向いている・向いていないケース

ここまで、実際に賃貸併用住宅を利用した人の声を紹介してきました。

では、これから賃貸併用住宅を始める場合に、自分が向いているのかどうかを判断するために、向いているケースと向いていないケースの傾向を見ていきましょう。

分類 向いている 向いていない 重要度
性格・価値観 入居者との距離の近さを許容できる プライバシーを重視する
管理業務に関心がある 管理会社にすべて任せればいい
問題解決能力・忍耐力がある 問題解決能力がない
経済状況 安定収入があり、余剰資金がある
  • 安定収入がない
  • 余剰資金がない
(500万円以上)
立地条件 駅近(10分以内) 駅から30分以上かかる
周辺施設が充実している 郊外や人口減少エリアに土地・自宅がある
ライフプラン 長期間の居住を予定する 転勤、頻繁な住み替えを予定する
資産形成を重視 短期売買差益を狙う

重要度の高い項目は、賃貸併用住宅を始めるにあたって最低限満たしておきたい条件です。

一方、重要度が比較的低い項目については、建物の設計や管理方法によって対応できる場合もあります。

たとえば、自宅部分と賃貸部分の出入口や生活動線を完全に分離することでプライバシーを確保できるほか、管理会社へ委託することで入居者対応や管理業務の負担を軽減することも可能です。
突発的なトラブルに一時的な対応が必要となる場合もありますが、事前に適切な設計や管理体制を整えることで、多くのリスクを軽減できるでしょう。

そのため、重要度の高い条件を満たしている場合は、賃貸併用住宅は住宅費の負担軽減や資産形成につながる有効な選択肢となる可能性があります。

賃貸併用住宅に向かない人向け対応策

ケース(1):余剰資金や資金の安定性がない
→無理に建築せず、既存住宅の購入や賃貸を継続しましょう。
余剰資金がない状態で賃貸併用住宅や注文住宅を建てると、ローン返済や維持費の負担が大きくなり、家計に影響を及ぼす可能性があります。
  • 中古住宅を購入する
  • 建築費の安い住宅を選ぶ
  • 一定期間は賃貸住宅に住みながら資金を準備する
など、資金状況に応じた選択を検討することが重要です。

ケース(2):立地条件が悪い
→駐車場経営やキャンプ場運営、土地貸しなどに活用する
賃貸需要が低い立地では、賃貸住宅を建てても空室が長期間続く可能性があります。
初期費用が比較的少なく、需要に応じて柔軟に運用できる方法がおすすめです。

ケース(3):転勤、頻繁な住み替えを予定する
→基本は賃貸住まいがおすすめです。
どうしても自宅が欲しい場合は、通常の住宅を建て、必要に応じて賃貸または売却する
賃貸併用住宅は自宅と賃貸部分を兼ね備えた特殊な住宅であるため、一般的な戸建て住宅と比べて購入を検討する人の層が限られます。
一方、通常の住宅であれば「自宅として住みたい」という幅広い需要があるため、売却や賃貸といった選択肢を柔軟に選びやすくなります。

ケース(4):短期売買差益を狙う
→そもそも不動産投資自体が短期売買に向いていないため、慎重な検討が必要
不動産投資は、家賃収入による長期的な収益を目的とした投資であり、短期売買による利益を狙う投資には不向きです。
株式や投資信託など、流動性の高い金融商品が選択肢となりますが、リスクも伴うため理解しておきましょう。

賃貸併用住宅で後悔しないためには「ハウスメーカー」と「管理会社」選びが重要

賃貸併用住宅への向き不向きについて、おわかりいただけましたでしょうか。

ただし、たとえあなたが賃貸併用住宅に向いていたとしても、後悔しないためには「ハウスメーカー」と「管理会社」選びが重要です。

ここからはその理由についてそれぞれ解説していきます。

順番に見ていきましょう。

【これから家を建てる場合のみ】ハウスメーカー選びが重要な理由

これから家を建てるにあたって、賃貸併用住宅で後悔しないためには、信頼できるハウスメーカーを選ぶことが重要です。

なぜなら、設計やプランニングの質によって将来の収益性や住みやすさが大きく変わるからです。

賃貸併用住宅は通常の注文住宅と異なり、「自宅」と「賃貸」の両方の機能を両立させる必要があるため、設計力や賃貸住宅に関する知識が求められます。

ハウスメーカーにいかに提案力があるかで、次のようなポイントに差が生じます。
  • 入居者が住みやすく、選ばれやすい間取り
  • オーナーと入居者双方のプライバシーへの配慮
  • 将来の家族構成やライフプランを見据えた設計

ここでハウスメーカー選びによってどのように変わるのか、一例を表にまとめてみました。

比較項目 信頼できる提案力の高い会社 提案力が不足している会社
動線設計 オーナーと入居者の動線を完全に分離 同じ階段・通路の共有による気まずさを創出
出入口設計 玄関の位置や向きを分けて配置 玄関が近くプライバシーの確保が困難
騒音対策 実績があり、具体性のある提案
例)
  • 水回りや寝室の位置を分離し騒音を軽減
  • 自宅と賃貸の間にクローゼットや廊下を配置など
「壁を厚くすれば大丈夫」程度の説明
入居者ニーズ オーナーの希望と賃貸需要のバランスを考慮した間取りを提案
例)日当たりの良い位置の一部を賃貸にも確保
自宅部分を優先し、賃貸は日当たりや利便性の低い間取り
例)賃貸部分が北向きのみ
ライフプラン 将来的に自宅と賃貸の用途変更が可能な設計
例)玄関・配電・水回りを独立
用途変更を想定しておらず、将来の転用が難しい設計
例)設備や動線を共有

このように提案力が不十分なハウスメーカーを選んでしまうと、入居者に選ばれにくくなり、空室リスクの増加や住みにくさにつながる可能性があります。

そのため、賃貸併用住宅の建築実績があり、賃貸需要や将来のライフプランを踏まえた提案ができるハウスメーカーを選ぶことが重要です。

以下のチェックリストを参考に、信頼できるハウスメーカーかどうかを確認しましょう。

【賃貸併用住宅を建てるにあたって信頼性の高いハウスメーカーチェックリスト】

チェック項目 確認ポイント 重要度 確認する段階
間取りの柔軟性を重視する場合
賃貸併用住宅の施工実績が豊富か 公式サイトや打ち合わせで、実際の施工事例や写真、オーナーの声などを確認する HP
将来の用途変更を見据えた設計か 二世帯化・全室賃貸化など将来の用途変更を見据えた設計案を提示してくれる 商談
間取りプランを複数パターン提案してくれるか 自宅の快適性と賃貸の収益性を両立した案を複数提示し、メリット・デメリットも説明してくれる 商談
収益性・安定性を重視する場合
エリアの賃貸需要に詳しいか 周辺の家賃相場・競合物件・入居者ターゲット(学生・単身者・ファミリー等)を事前に調査してくれる、詳しい 商談
現実的な収支シミュレーションを提示するか 満室前提・家賃固定の甘い試算になっていな。空室率・家賃下落が落とし込まれている 商談
見積りの内訳が透明か 項目ごとの内訳が明確である、聞いたら答えてくれる 商談
住宅ローン・税制を踏まえた設計提案か 住宅ローンや固定資産税・相続税などをプランに落とし込んでいる 商談
リスクやデメリットを正直に説明するか 空室リスク・家賃下落などのデメリットも説明してくれる 商談
建築後の賃貸運営まで見通した助言があるか 管理会社の選定や補償の有無、修繕計画などのアドバイスやサポート体制がある HP
リスクやデメリットを正直に説明するか 空室リスク・家賃下落などのデメリットも説明してくれる 商談
自宅の快適性を重視する場合
騒音・プライバシー対策が具体的か 玄関・動線の分離設計に根拠がある 商談
希望の構造の建築が得意か 木造やRC造など HP

実際のところ、すべての項目を完璧に満たすハウスメーカーを探すのは難しいでしょう。

チェックリストの重要度を意識しながら、自身がなにを重視して賃貸併用住宅を建てるのか考え、また自身でも不動産投資について勉強する姿勢も大切です。

信頼できるハウスメーカーを選ぶことでオーナー自身の住みやすさはもちろん、入居者に選ばれやすく、将来のライフプランにも柔軟に対応しやすい賃貸併用住宅を実現しやすくなるでしょう。

【これから家を建てる・既に家を所有している場合共通】管理会社選びが重要な理由

これから家を建てる人も、既に家を所有している場合でも、賃貸併用住宅は入居者と同じ建物に住むスタイルである分、管理会社選びが重要となります。

管理会社の対応が不十分な場合は、オーナー自身がトラブル対応をおこなう必要が生じたり、入居者満足度の低下によって早期退去につながったりする可能性があります。

管理会社がイマイチなケース 受ける影響
【入居者対応面】
入居者のマナー違反への対応が遅い
騒音や共用部の使い方などの問題が改善されず、オーナーの生活にも影響する
【入居者対応面】
入居者対応の窓口が機能していない
クレームや要望をオーナーが直接受けることになり、精神的・時間的な負担が増える
【入居者対応面】
清掃・修繕対応が不十分
賃貸部分だけでなく自宅の住み心地や将来の売却価値に影響する
【集客面】
入居者募集力が弱い
空室期間が長期化し、想定していた家賃収入が得られなくなる

このようなリスクを防ぐためにも、管理会社選びは慎重におこなう必要があります。

賃貸併用住宅だけでなく、アパートやマンション経営といった不動産投資をする場合は、賃貸管理会社に賃貸物件の管理を委託するのが一般的で、賃貸経営に関わる幅広い業務を担います。

管理会社の主な管理業務
入居者募集
(広告掲載、内見対応など)
入居審査、賃貸借契約の手続き
家賃の集金・滞納時の督促
入居者からの問い合わせ・クレーム対応
共用部の清掃、設備点検
退去時の立会い、原状回復手配

これらの業務を適切におこなうことで、オーナーの負担を軽減しながら、安定した賃貸経営と良好な住環境の維持につながります。

とくに賃貸併用住宅ではオーナー自身が同じ建物に住んでいるため、入居者トラブルや建物管理の質が、自身の生活環境や将来の資産価値に直接影響します。

そのため、賃貸併用住宅で安定した収益と快適な住環境を両立するためには、入居者対応や建物管理を安心して任せられる管理会社を選ぶことが重要なのです。

では、どのような管理会社を選べばいいのか、チェックリストを用意しましたので参考にしてください。

チェック項目 確認ポイント 重要度 確認する段階
入居者募集力を重視する場合
賃貸併用住宅の管理実績 「賃貸併用」の実績を数字で確認
戸数・棟数や何年くらい前から扱っているか
HP・商談
入居率 賃貸併用住宅の平均入居率を確認する
入居率90~95%の実績を持つ管理会社が望ましい
HP・商談
入居者の募集力 ポータル掲載、現地看板、法人営業、SNSなど複数の募集手法を活用しているか 商談
戦略的なアドバイス 周辺の家賃相場、競合物件、入居者ターゲットを踏まえた現実的な賃料設定や募集戦略を提案してくれる 商談
管理力を重視する場合
トラブル対応力 設備故障や入居者トラブルへの対応体制が整っているか
例)24時間受付、緊急対応の有無など
商談
運用サポート力を重視する場合
担当者の対応 質問に対して丁寧かつ具体的に回答してくれるか
メリットだけでなく、空室リスクや費用なども正直に説明してくれるか
商談
サービスと手数料のバランス 管理手数料に含まれる業務範囲(入居者対応、修繕手配、退去立会いなど)と費用のバランスが適切か
※一般的な手数料は5%前後
商談

賃貸併用住宅では戸数が少ないケースもよくあるため、1戸空室になるだけで収支に大きな影響が出ます。

手数料の安さだけで管理会社を選ぶのではなく、入居者募集力や管理体制など、空室を防ぎ安定した運用を支えられるかどうかを重視することが重要です。

管理会社選びはマンション貸す.com

管理会社を慎重に選ぶとはいっても、「賃貸併用住宅に対応できる管理会社をどう探せばいいのかわからない」と悩む人も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、マンション貸す.comです。
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提携している管理会社は一定の基準を満たした企業のみで構成されており、品質維持のための見直しも定期的におこなわれています。
賃貸併用住宅のような物件タイプでは、入居者からの相談やトラブルがオーナーに直接届きやすいため、管理会社が窓口となって対応を一元化し、オーナーの生活やプライバシーに配慮できる体制が重要です。
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実際に利用したオーナーからは、
「一括で複数の管理会社から提案を受けられるのが便利」
「地方でも対応してくれる会社を紹介してくれて助かった」
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膨大な数の管理会社のなかから賃貸併用住宅の実績が豊富な会社を選ぶのであれば、まずは査定を初めて見ましょう。

まとめ

賃貸併用住宅についておわかりいただけましたでしょうか。
最後に、賃貸併用住宅について要点をまとめていきます。

◎賃貸併用住宅とは、1つの建物の中にオーナーが住む「自宅」と「賃貸に出す住戸」をあわせ持つ住まいのことです。

◎賃貸併用住宅は土地活用を検討する人からの関心が徐々に高まってきています

◎自宅を賃貸併用住宅にするメリットは以下のとおりです。

【これから家を建てる・既に家を所有している場合共通】

【これから家を建てる場合のみ】

◎自宅を賃貸併用住宅にするデメリットは以下のとおりです。

【これから家を建てる・既に家を所有している場合共通】

【これから家を建てる場合のみ】

◎賃貸併用住宅が向いている・向いていないケースは以下のとおりです。

分類 向いている 向いていない 重要度
性格・価値観 入居者との距離の近さを許容できる プライバシーを重視する
管理業務に関心がある 管理会社にすべて任せればいい
問題解決能力・忍耐力がある 問題解決能力がない
経済状況 安定収入があり、余剰資金がある
  • 安定収入がない
  • 余剰資金がない
(500万円以上)
立地条件 駅近(10分以内) 駅から30分以上かかる
周辺施設が充実している 郊外や人口減少エリアに土地・自宅がある
ライフプラン 長期間の居住を予定する 転勤、頻繁な住み替えを予定する
資産形成を重視 短期売買差益を狙う

◎賃貸併用住宅で後悔しないためには「ハウスメーカー」と「管理会社」選びが重要です。

あなたが賃貸併用住宅について理解を深められたら幸いです。

河上 隼人

Author information

河上 隼人

1980年11月8日生まれ
広島県出身
株式会社エイムプレイス 代表取締役

インターネットメディア事業「マンション貸す.com」を運営し、不動産オーナーと不動産会社をつなぐ架け橋として活動。効率的で自由度の高い経営スタイルを追求しながら、自らも日々学び続けている。

趣味はトレーニングと健康的なライフスタイルづくり。毎日の冷水シャワーを日課とし、体幹トレーニングではアブローラーの“立ちコロ”を悠々こなす。数年前にお酒をやめてからは、心身ともにすっきりとした日々を楽しんでいる。
「挑戦と進化」をテーマに、自然体で自分らしい生き方を磨き続けている。

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