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見極め方が肝心!口コミで良質な管理会社を見抜く方法を解説

最終更新日

賃貸オーナーのお悩み解決ガイド

「管理会社の口コミが、悪い内容ばかりで不安」
「口コミが少ない場合、どこまで信じていいのかわからない」

管理会社選びで失敗しないための口コミの見方がわからず不安を抱えている方も少なくないでしょう。

結論からお伝えすると、管理会社の口コミは「そのまま信用するもの」ではなく、「読み解いて活用するもの」です。

なぜなら、賃貸管理の業務は、何か問題が起きたときにこそ意識されやすい傾向があるためです。

実際に、下記のような特徴があり、

星の数や一部の不満だけを信じると、実態とずれた判断になることも少なくありません

※出典:立教大学大学院「ソーシャルメディア時代における 「クチコミ」の動機と、創出・促進要因に関する研究」

また、悪い口コミの中には

であるケースも多々あります。

そこで本記事では管理会社選びで口コミを活用するために、正しく読み解く方法を解説します。

  1. 管理会社の口コミの良し悪しを判断する方法
  2. 自分に合った管理会社を口コミで判断する方法
  3. 管理会社の良し悪しを判断する口コミの読み解き方

本記事を読み終えるころには、管理会社の口コミが、自分に合った管理会社を見極める判断材料になるでしょう。

早速、ご説明していきます。

管理会社の口コミの良し悪しは複数媒体・複数口コミを見て総合的に判断しよう

冒頭でもお伝えしてきたように、管理会社の口コミを見る際は、「一つの媒体や少数の口コミだけで判断せず、複数の口コミサイトで複数の投稿内容を確認し、総合的に判断する」ことが重要です。

管理会社の選びにおいて複数媒体・複数口コミを見るべき3つの理由

  1. 口コミはネガティブな内容に偏りやすいため(※)
    口コミサイト全般に通じる特性として、ネガティブな投稿が集まりやすいという傾向があります。
  2. 賃貸管理は「評価が割れやすい業務」であるため
    同じ対応でも投稿者の立場や期待値によって評価が大きく変わることが考えられます。
  3. 複数の口コミを見ることで「再現性」が見えるため
    投稿者の個人差による受け取り方の違いか、企業の体制的に問題があるのかが見極められます。
※出典:立教大学大学院「ソーシャルメディア時代における 「クチコミ」の動機と、創出・促進要因に関する研究」

具体的な3つのケースを見てみましょう。

過去と昔で評価が変わっているケース

ある管理会社についてGoogleマップで「対応が遅い」という口コミが2年前に5件投稿されている
一方で、最近の投稿に「スピーディに対応してくれた」というコメントが見られる

→現在の状況は変わっている可能性があります。

投稿者の立場によって評価が真逆になるケース

入居者向けサイトでは「修繕対応が遅い」という評価が目立つ
オーナー向けサイトでは「報告が丁寧で信頼できる」という評価がある

→同じ管理会社でも、立場によって重視するポイントが異なることを示しています。

件数から「個人の不満」か「企業の体制的な問題」かがわかるケース

「担当者と連絡がとれない」という口コミが1件だけある
「担当者と連絡がとれない」という口コミが10件中8件ある

→前者はタイミングや担当者との相性の問題かも知れません。
後者は会社全体の体質や教育体制の問題である可能性が高いと判断できます。

このように、口コミには管理会社の体制的にネガティブな内容が集まりやすく、投稿者の感情や状況によって評価が変わる性質があります。

だからこそ、

ことが不可欠です。

【管理会社の口コミが見つからない場合】

その口コミサイトにたまたま投稿されていないだけという可能性があります。
また口コミが見つからないからといって、必ずしも評判が悪い・利用者が少ないとは限りません。
後述する「3-1.複数媒体で口コミを見る」で、管理会社の口コミを複数媒体で確認する方法を解説しています。
あわせてチェックすることで、より正確な情報を把握しやすくなるでしょう。

自分に合った管理会社を口コミで判断するには何を重視するか最初に決めよう

次に、実際の管理会社の口コミの見方を解説するまえに、まず「自分が管理会社に何を求めるか」という優先順位を明確にすることが重要です。

なぜなら、賃貸管理において「すべてのオーナーにとって完璧な管理会社」は存在しないからです。

  • オーナーが管理会社に期待する業務範囲や対応水準
  • 賃貸経営において重視しているポイント
  • 賃貸経営の経験値やリテラシー
などによって大きく変わります。

そのため、同じ対応でも、

に映ることは少なくありません。

管理会社に見定める、自分自身の“基準”を明確にすると、契約後に「口コミから想定していた対応と違った」というギャップを防ぎやすくなります。

具体的に、次のようなケースがあります。

同じ対応でも求める品質が異なると評価も変わる例

「契約時の説明が最小限で、スピーディに対応してくれる」という口コミ
  • 空室期間を短くしたいオーナーにとっては高評価
  • 初めて賃貸経営するオーナーにとっては低評価
同じ管理会社の同じ対応でも、オーナーが何を重視するか「良い口コミ」「悪い口コミ」にもなり得るということがわかります。

同じ業務に対して目線が異なると評価も変わる例

「トラブル時の対応が厳しい」という口コミ
  • 入居者目線では「融通がきかなさそう」と低評価
  • オーナー目線では「入居者のルール違反にしっかり対処してくれる」と高評価
と読み取り方が異なります。

このように、まずは「自分が管理会社に何を求めるか」という優先順位を明確にしましょう。

【口コミを見る際に決めておきたい優先順位の例】

  • 空室期間の短さ
  • 入居者対応の丁寧さ
  • 説明、契約手続きの正確さ
  • トラブル、クレームへの対応力
  • 手数料とサービスのバランスなど
※具体的な判断基準については、「知らないと損する!「家を貸すときの管理会社」に関する重要な知識」の5章で解説しているため、あわせて参考にしてください。

管理会社の良し悪しを判断する口コミの読み解き方

次は、管理会社の口コミを見る際の視点を、次の4つに分類して解説します。

1から順に読むことで、口コミを整理しながら読み解ける流れになっています。

  1. 複数媒体で口コミを見る
  2. オーナーと入居者の両方の口コミを見る
  3. 一般的に良い・悪いとされている口コミがあるかを確認する
  4. 悪い口コミの内容が改善・回避できるか確認する

これらの視点を持つことで、「自分にとって合う管理会社かどうか」を見極められるようになります。

早速、見ていきましょう。

複数媒体で口コミを見る

まずは、一つの口コミサイトだけでなく複数の媒体を確認して総合的に判断しましょう。

複数媒体で口コミを見る2つの理由

  1. 口コミの投稿先により、内容が偏りやすいから
    口コミの投稿先は、
    • 物件単位で集まるもの
    • 管理会社に対して直接投稿されるもの
    などと、何に対して投稿するかが変わります。
  2. 性質上、口コミ自体が集まりにくいから
    管理会社は「問題がなければ意識されにくい」業態です。
    そのため、満足しているオーナーや入居者ほど、わざわざ口コミを書かない傾向があります。

こうした背景があるため、管理会社の口コミを見る際は「どの媒体に、どのような声が集まりやすいのか」を理解したうえで確認することが重要です。

口コミは、次のようなサイトで一定数確認できます。

口コミが見られるサイトとその特徴
Googleマップ
調べ方 「管理会社名」で検索
特徴
  • 匿名性があり、店舗・会社に直接訴えかけられる
  • 営業所・支店単位で評価が見られる
  • 感情が率直に書かれやすい
専門の口コミサイト
(みん評、マンションコミュニティ・マンションノートなど)
調べ方 「気になる管理会社が管理しているマンション名※1」で検索
または「管理会社」で検索
特徴
  • マンション単位または会社単位での口コミが多い
  • 体験談の情報交換目的で投稿されるケースが多い
  • 大手管理会社は専用のページが見られるケースもある
  • 中小企業は書かれていないこともある
SNS(Xなど)
調べ方 「管理会社名」または
「管理会社名+賃貸」で検索
特徴
  • リアルタイム性が高い
  • 印象的な出来事をきっかけに、感情的な投稿がされやすい

※1の調べ方
1.会社の公式サイトに記載がある「管理実績(管理物件)一覧」を探す
2.自分の所有する物件とエリアが同じ、または近いマンション名を探して検索する

口コミが出てこない(書かれていない)ケースもあります。
その場合は、口コミを書くほどのトラブルや不満が発生していないと考えられます。

このように、口コミの媒体ごとに集まる声の性質は異なります。

複数の媒体を横断的に確認することで、

不動産ポータルサイトでは管理会社の口コミはほとんど見られない

実際に複数のサイトを調査したところ、不動産ポータルサイト(SUUMO・HOME'Sなど)では、賃貸管理会社に対する口コミはほとんど見られませんでした。
これらのサイトが主に「物件探し」や「商品・サービスの比較」を目的としており、賃貸管理会社そのものの評価が集まりにくいためと考えられます。

オーナーと入居者の両方の口コミを見る

次に、オーナーと入居者からの口コミを分けて確認し、両方の視点から総合的に評価しましょう。

管理会社は「オーナー」と「入居者」という立場の異なる二者の間に立ってサービスを提供しています。

そのため、同じ業務でも異なる視点から不満が生じます

入居者からの評判は「住みやすさ」「物件の評判」として、空室リスクにも繋がりかねません。

具体的に、下記のように確認し判断しましょう。

【トラブル・クレームへの対応力があることが読み取れるケース】

オーナー側の口コミ 入居者側の口コミ
「修繕に関して前もって連絡してくれる」
「修繕の必要性をしっかり判断してくれるので無駄な出費が減った」
「トラブルに対しすぐ対応してくれた」

「収益性を最優先したい」
「入居者トラブルにしっかり対応してほしい」
と考えるオーナーは、この管理会社と方針が合致していると判断できます。

【入居者対応の丁寧さを重視していることが読み取れるケース】

オーナー側の口コミ
入居者側の口コミ
「入居者対応はいいが、修繕費用が予想より高くなることがある」
「入居者寄りの判断をすることがある」
「困ったときにすぐ対応してくれて助かった」
「親身に相談に乗ってくれる」
「住みやすい環境を整えてくれる」

「入居者満足度を重視したい」
「長期的な入居率を重視したい」
という場合は、短期的なコストが多少高くても、この管理会社の方針が合っていることもあります。

【オーナー側・入居者側で不満が共通しているケース】

投稿者の立場の問題ではなく、管理会社そのものの対応力の問題である可能性が高いと判断できます。

オーナーと入居者では求めるものが根本的に異なるため、同じ対応でも評価が正反対になることがあります。

次の2つの視点で確認する必要があります。

一般的に良い・悪いとされている口コミがあるかを確認する

続いては、一般的に
「良い管理会社に多くみられる口コミ」や
「避けるべき管理会社に共通して見られる指摘」
が含まれているかどうかを確認しましょう。

なぜなら、口コミの内容には個人の感情や状況に左右されるものと、管理会社の本質やサービス品質を反映したものがあるからです。

その違いを見極めることで、会社の本質が見えやすくなります。

ここからは、具体例を紹介していきます。

3-3-1.管理会社の良い口コミ

良い口コミでは、一時的な満足ではなく、一般的に「良い管理会社に共通する評価」が複数見られるかを確認しましょう。

これらは、会社の体制や姿勢といった構造的な強みを反映している可能性が高いと言えます。

実際に複数の口コミを調査すると、これらが複数見られる会社は、総合評価も高い傾向がありました。

具体的には、下記のような口コミが挙げられます。

【良い口コミの特徴と具体例】

良い口コミの特徴 具体例
地域密着であることがうかがえる 「○○(地域名)のことなら全部知っていると思えるほどの情報量で頼もしい」
個人名が頻出する 「○○さんにお願いして良かった」
継続的な関係性が見える 「いつも対応してもらえて助かる」
管理姿勢が具体的に伝わる 「トラブルの際も誠実に対応してもらえた」

賃貸管理においてトラブルを完全になくすのはほぼ不可能です。

その中で、「問題があっても関係を続けたい」と感じさせる対応がある場合、その管理会社には次の力があると読み取れます。

3-3-2.管理会社の悪い口コミ

一方、悪い口コミは、単発で起こる「個人の不満」ではなく、「避けるべき管理会社に共通してみられる指摘が繰り返されているか」を見極めましょう

なぜなら、同じ指摘が繰り返される場合は、会社の体制や仕組みに原因がある可能性が高いからです。

実際、品質管理分野の研究でも、人に起因するミスやクレームは、教育や作業標準・仕組みが整っていない組織で繰り返されやすいことが指摘されています。
出典:中央大学「人に起因する品質クレームの未然防止活動の難しさと克服策に関する研究」

特に、以下のような口コミが複数見られる場合、その管理会社には体制上のリスクがあると予想できます。

【悪い口コミの特徴と具体例】

悪い口コミの特徴 具体例
業務の姿勢を指摘する声が複数ある 「どの担当も高圧的」
「管理しているといえない」
業務ミスに関する指摘が多い 「書類に誤字・漏れが頻発する」
「説明と契約内容が違う」
繰り返し同じ問題を指摘されている 「毎回対応が遅い」
「いつも担当と連絡がとれない」

これらは、担当者個人の問題ではなく、教育体制や業務フローなど、会社全体の品質に関わる問題である可能性が高いと考えられます。

再現性のある問題が見られる場合、最低限の品質すら安定していないリスクがあるため、慎重に判断すべきです。

一方で、次のような口コミは個別の状況や感情に左右されている可能性があります。
  • 「対応が悪くてイライラした」
  • 「説明がわかりにくい」
これらの口コミを無視してよいわけではありません。
しかし、こうした口コミがあっても、少数の場合は特定の担当者との相性やタイミングによる不満であることも考えられます。

悪い口コミの内容が改善・回避できるか確認する

最後に、悪い口コミについて次の2点を確認します。

前章で解説したとおり、悪い口コミが存在しない管理会社はほとんどありません。

そのため「悪い口コミ」があるかどうかではなく、次を判断する必要があります。

悪い口コミがある場合は、次のチェックリストで内容を整理しましょう。

悪い口コミのチェックリスト

【既に改善されている可能性があるかの確認点】
  1. 悪い口コミは「最近(直近1年以内)の投稿」が多いですか?
    →過去の投稿であれば、すでに改善されている可能性があります。
  2. 同じ内容の悪い口コミが何度も繰り返されていますか?
    →繰り返しでなければ、一部担当者や個別の不満である可能性があります。
【自分の工夫で回避できるかの確認点】
  1. その不満は、オーナーの立場でも回避できない内容ですか?
    →理解・許容できる場合、問題にならない可能性があります。

【判断の目安】

  • すべてが「はい」
    体制上の問題を抱えている可能性が高いため、避ける方が無難な会社といえます。
  • 1または2が「いいえ」
    他の口コミや条件と合わせて、検討の余地があります。
  • 3が「いいえ」
    自分の優先順位次第で、選択肢になり得ます。

悪い口コミを見るときは、許容できる内容か、致命的な内容かを確認し、自分にとって避けるべき管理会社を見極めましょう。

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まとめ

本記事では、管理会社の口コミを見極める方法として下記の内容を解説しました。

まずは、自分に合った管理会社を口コミで判断するには何を重視するか最初に決めましょう。

その上で、管理会社の良し悪しを判断する口コミの読み解き方は以下のとおりです。

管理会社の良し悪しを判断する口コミの読み解き方

  • 複数媒体の口コミを見る
  • オーナーと入居者の両方の口コミを見る
  • 一般的に良い・悪いとされている口コミがあるかを確認する
  • 悪い口コミの内容が改善・回避できるか確認する

これらを抑えれば、自分に合った管理会社を見極める上で、口コミが役立つ判断材料となるでしょう。

ぜひ、安心して管理を任せられる、管理会社選びのお役に立ちますように。

河上 隼人

Author information

河上 隼人

1980年11月8日生まれ
広島県出身
株式会社エイムプレイス 代表取締役

インターネットメディア事業「マンション貸す.com」を運営し、不動産オーナーと不動産会社をつなぐ架け橋として活動。効率的で自由度の高い経営スタイルを追求しながら、自らも日々学び続けている。

趣味はトレーニングと健康的なライフスタイルづくり。毎日の冷水シャワーを日課とし、体幹トレーニングではアブローラーの“立ちコロ”を悠々こなす。数年前にお酒をやめてからは、心身ともにすっきりとした日々を楽しんでいる。
「挑戦と進化」をテーマに、自然体で自分らしい生き方を磨き続けている。

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