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マンションをトラブルなく個人間で貸す方法7Step

最終更新日

持ち家を貸す方法

「マンションを個人間で貸すときってどうしたらいいの?一時的なものだし、できれば不動産会社を使わずに費用を抑えて貸し出したいな」

「マンションを個人間で貸すときってどんなことに注意したらいいのだろう?いずれは戻りたいからトラブルは正直避けたい!」

転勤や介護などで一時的に家を空ける場合、マンションを個人間で貸し出す方法を模索する方もいるでしょう。

マンションを個人間で貸す方法は、以下7つのStepでおこないます。
Step1 マンションの管理会社(組合)へ電話で確認する
Step2 住宅ローンをどのようにすべきか確認する
Step3 入居者を募集する
Step4 金融機関・管理会社/組合への事前連絡をおこなう
Step5 個人間で貸借契約を結ぶ
Step6 入居者の入居前に私物を撤去する
Step7 ハウスクリーニングを依頼する

7つのStepを一つひとつ手順どおりに進めていけば、不動産会社を頼らなくとも費用を抑えながらマンションを個人で貸し出せ、再び戻ったときには自身が住むことが可能です。

とはいえ個人間でマンションを貸し出す場合は、トラブル時のリスクが大きいことも理解したうえで賃貸しする必要があります。

具体的に以下のような金銭や人間関係のトラブルが発生しても、 個人間によるマンションの貸し出しでは誰も助けてくれません。

  • 住宅ローン返済中の賃貸利用は不可!知らずに貸して金融機関から一括請求される
  • 賃借契約の種類を選択ミス!戻ったときに借主が出て行かず自分が住めない

そこで本記事では、個人間でマンションを貸し出す方法を解説するとともに、可能な限りリスクを抑えて賃貸するにはどうすることがおすすめなのかまでお伝えします。

本記事を読んでわかること

  • 個人間でマンションを貸し出す方法がわかる
  • 個人間でマンションを貸し出すリスクヘッジができる
  • 個人間でマンションを貸し出したときのトラブルへの対応策がわかる
  • マンションを貸すときに最もベストな方法を判断できる

本記事を読むことで、あなたがマンションを個人間で貸し出したいとお考えの場合にできる、最善策を講じることができますので、ぜひご覧ください。

マンションを個人間で貸す方法Step1

マンションを個人間で貸すには、以下7つのStepで進めていきます。

Step1 マンションの管理会社(組合)へ電話で確認する
Step2 住宅ローンをどのようにすべきか確認する
Step3 入居者を募集する
Step4 金融機関・管理会社/組合への事前連絡をおこなう
Step5 個人間で貸借契約を結ぶ
Step6 入居者の入居前に私物を撤去する
Step7 ハウスクリーニングを依頼する

このとき、Step1と2がとくに重要となります。

実際に手続きを進めるのは入居者確定後ですが、申請や届出などが必要となるため、事前に手順を確認しておくと効率的に進められます。

用意すべき書類や手続きに加え、かかる時間についてもあらかじめ確認しておきましょう。

金融機関や管理会社・組合へ確認すること

  • 必要書類の有無
  • 手続きにかかる時間
  • 費用目安

マンションを個人間で貸す方法 Step1 マンションの管理会社(組合)へ電話確認する

はじめに管理会社(組合)へ、以下2つを電話で確認しましょう。

  • 貸し出しの可否
  • 貸し出し条件

管理規約において、 第三者に分譲マンションの貸し出しを禁止するケースは少ないものの、自身の住まいという本来の目的と異なる用途で利用することが認められていない場合があります。

また以下のような貸し出し条件があらかじめ規定されているマンションもあります。そのため事前に確認しておくとスムーズです。

マンションの貸し出し条件の一例

  • 管理組合への届出や承認が必要
  • 賃貸期間の制限
  • 入居者に対する条件(ペット飼育禁止、楽器演奏制限など)

マンションを貸し出しできるかは管理規約から確認することもできますが、細かな条件は記載されていないこともあります。

無用なトラブルを防止するためにも、事前に マンションの管理会社(組合)へ直接確認 しましょう。

電話だけでなくメールもしくはFAXも利用しておくとより安心

囲みでメールもしくはFAXも電話と併せて利用しておくと、より安心して事実確認できます。

電話だけでは書面で内容が残せません。ですので「内容のご確認」として、メールもしくはFAXで再度連絡をしておくと認識の行き違いを防げます。

マンションを個人間で貸す方法 Step2 住宅ローンをどのようにすべきか確認する

「個人に貸し出せるマンションか」を確認するには、「住宅ローン」をどうすべきか調べましょう。

住宅ローンは居住用の住宅を購入するために借りるローンであり、返済中に無断で人へ貸すと違反と見なされ一括返済を求められてしまうからです。

そのため、住宅ローンの返済中にマンションを個人に貸し出すには一括返済してローンをなくすか、賃貸の許可を得るために金融機関へ相談する必要があります。

仮にどちらも難しければ、投資用物件の購入に利用できる不動産投資ローンへ切り替えなければなりません。

住宅ローン返済中に貸し出す方法 詳細 金利 費用
【最優先】
住宅ローンを一括返済する
ローンに縛られなくなり賃貸できる。 数万円の手数料がかかる場合がある
【次に優先】】
融資先の金融機関に相談する
転勤や介護など、やむを得ない事情がある場合は例外で認められるケースがある。 変更になる可能性がある 数万円~十万円前後かかる
【最終手段】
不動産投資ローンに切り替える
投資用物件に利用できるローンのため、賃貸が可能となる。 住宅ローンより高い 印紙税や登記費用など数十万円かかる

POINT!

マンションを貸し出すと、住宅ローン控除の対象外になるため、税額控除を受けられなくなります。

対象外となれば所得税や住民税が上がってしまうので、あらかじめ把握しましょう。

実際の控除額は、源泉徴収票または確定申告書控えから確認できます。

マンションを個人間で貸す方法Step3 入居者を募集する

個人に貸し出せるマンションであれば、入居者を募集していきます。

不動産会社を介してマンションを貸し出す場合は、入居者の募集に SUUMO ホームズ などの 大手ポータルサイト が活用されます が、個人オーナーの利用はできません。

そのため個人でマンションを貸すときに利用できるサービスは限られ、以下のようなサイトが挙げられます。

サイト名 詳細 費用 入居希望者との やりとり サポート
ジモティー 地域密着型の無料掲示板サービス 無料 なし
自ら賃貸 大家と入居者の直接取引専門サイト 無料 なし
ウチコミ! 大家と入居者の直接取引専門サイト 無料 (成約時は賃料1ヶ月分の仲介手数料) ・内見 ・契約業務
ECHOES(エコーズ) 大手ポータルサイトへ物件掲載できるサービス 有料 ・ 1部屋月額3,300円 (税込)~ ・成約時システム利用料 55,000円(税込) 要確認 ・内見 ・契約書の作成 ・条件交渉

上記のうち、使い方は目的に応じて以下3通りがあります。

目的 サイトの活用方法
費用をかけたくない ・ジモティー
・自ら賃貸
早く入居者を決めたい 4つすべて
安全に決めたい ・ウチコミ!
・ECHOES(エコーズ)

ただし、ジモティーや自ら賃貸のような無料掲示板の場合、 入居者が集まりにくかったり、個人間でのトラブルが起きたりするリスク があります。理解したうえで、利用しましょう。

入居者はきちんと審査して後々のトラブルを防止しよう

早く入居者を決めたいからといって、むやみやたらに入居候補者を受け入れてしまうと後々の賃貸滞納につながる可能性があります。
保証会社の利用を必須としたうえで入居審査を厳格化し、収入・支払い能力をきちんと審査しましょう。
審査基準の一例)

  • 家賃の3倍以上の月収がある
  • 勤続年数が最低1年以上ある

マンションを個人間で貸す方法Step4金融機関・管理会社/組合への事前連絡をおこなう

連絡先 連絡内容
金融機関への連絡 住宅ローンの用途変更申請
or
不動産投資ローンへの切り替え
管理会社/組合への事前連絡 管理会社/組合に届出を提出

入居者を募集し、確実に貸し出すことが決定した段階で速やかに金融機関・管理会社/組合への事前連絡をおこないます。

順番に見ていきましょう。

金融機関への連絡

金融機関へ連絡するにあたり、住宅ローンの用途変更申請と不動産投資ローンへの切り替え、どちらを選択するかによって手続きが変わります。
一つひとつ解説していきます。

5-1-1.住宅ローンの用途変更申請

1-1.確認する項目1|「住宅ローン」 」にてやむを得ない事情により賃貸が認められる場合は、賃貸事業用に用途変更することになります。ですので金融機関に連絡して住宅ローンの用途変更申請をおこないましょう。

申請の流れは以下のとおりです。

住宅ローンの用途変更申請の流れ

  1. 1.金融機関が指定する用途変更申請書に記入のうえ提出
  2. 2.金融機関が審査→承認
  3. 3.承認通知へ署名

5-1-2. 不動産投資ローンへの切り替え

住宅ローンの用途変更ができない場合は、不動産投資ローンへ切り替えることになるので融資を受ける予定の金融機関へ連絡し、手続きを済ませてください。

不動産投資ローンへの切り替えは一般的に以下の流れで進ります。融資を受ける金融機関の指示に従いながら速やかに手続きを済ませていきましょう。

不動産投資ローンへの切り替えの流れ

  1. 1.不動産投資ローンの申し込み
  2. 2.不動産投資ローンの審査開始
  3. 3.審査承認後、不動産投資ローンの金銭消費貸借契約※1締結
  4. 4.住宅ローンの契約金融機関へ一括返済を予約
  5. 5.不動産投資ローンの融資実行日に合わせて住宅ローンの一括返済を実行
  6. 6.上記と同時に住宅ローンの抵当権※2解除登記と不動産投資ローンの抵当権設定登記

※1金銭消費貸借契約:お金を借りて消費し、後日同額のお金を返すことを約束する契約のこと
※2抵当権:融資を受けるときに借り手が返済できなくなった場合に備えて、不動産を担保とする権利

管理会社/組合に届出を提出

貸し出す見通しが立ったタイミングで、管理会社/組合に、以下の届出を提出してください。

  1. ①マンション貸し出しに関する用紙を提出する
  2. ②住所変更届出を提出する ※住民票とは別物

実際に居住していなくとも、貸主はマンションの区分所有者であり管理組合の一員です。そのため総会の内容把握や管理・修繕積立金の支払いは必須です。

上記の書類を提出することで、転居後に総会の委任状や決議内容といった重要書類が届きます。

貸し出しに関する届出だけでなく住居変更届も提出して、マンションの状況把握に努めましょう。

マンションを個人間で貸す方法 Step5 個人間で貸借契約を結ぶ

金融機関・管理会社/組合への事前連絡を済ませたら、借主と貸借契約を結びましょう。

貸借契約は口頭で「申し込み」と「承諾」の意思表示があれば成立します。ですが「言った」「言わない」のトラブルが発生しかねないことから、必ず契約内容を書面化しておきましょう。

賃貸契約の締結の流れは以下の通りです。

賃貸契約の締結の流れ

  1. 1.自身の状況に適した賃貸契約の種類を選ぶ
  2. 2.賃貸契約書を作成し、借主の合意のもと契約を結ぼう

早速一つひとつ見ていきましょう。

自身の状況に適した貸借契約の種類を選ぶ

マンションを貸すにあたって結ぶ貸借契約には2つの種類があり、自身の状況に適した契約方法を選択する必要があります。

契約方法

詳細

普通借家契約

一般的な契約方法で、通常2年で契約する。ただし借主の希望で契約更新となるため、貸主からの解除は難しい。

定期借家契約

1年や2年など契約時に定めた期間で借主に貸し出し、満期で必ず退去となる。

双方の合意のもと再契約ができる。

以下に2つの貸借契約についてまとめましたので、参考にしてください。

普通借家契約

定期借家契約

入居者の

見つかりやすさ

契約解除の

柔軟さ

家賃収入

8割程度 減

〈こんな人におすすめ!契約形式一覧〉
契約方法 詳細
普通借家契約 ・長期的に貸し出したい
・安定的に家賃収入を得たい
・マンションに戻る予定がない
定期借家契約 ・いずれマンションに戻る
・1年以上貸し出したい
・貸し出したい期間が決まっている

契約形式については慎重に選ぶ必要があります。確実に退去を求めるのであれば定期借家契約を結びながら転勤期間に応じて再契約を結ぶほうが安心でしょう。

一時使用賃貸借契約は要注意!

一時使用賃貸借契約と呼ばれる、数ヶ月から数年など自由に契約期間を決められるものがあります。こちらは注意が必要です。

一時使用賃貸借契約は期限になっても借主が出て行かずトラブルになった場合に、裁判を起こして一時使用か否かを判断してもらわなければなりません。

一時使用目的として明記したうえで賃貸借契約を締結したとしても、裁判で認められないケースは多く、その場合は普通賃貸借契約と認定されてしまいます。

転勤を理由にしても転勤の期間や帰任の予定が曖昧であれば、一時使用賃貸借契約として認められない可能性があることから、いざ戻りたくても戻れないという事態に陥りかねないのです。

賃貸契約書を作成し、借主の合意のもと契約を結ぼう

契約書の種類が決まったら、契約書を作成して借主の合意のもと書面で契約を結びましょう。

契約書は、賃貸借契約におけるトラブル防止目的として国土交通省が提供しているひな形「賃貸住宅標準契約書」をベースに作ります。

このとき契約書には契約形式に応じた期間の設定はもちろんのこと、特約条項の明文化がとくに重要です。

分譲マンションを賃貸に出す場合は入居者が問題を起こすと、所有者である自分自身の責任となります。

マンションに住み心地良く戻れる状況にし、無用な金銭面のトラブルを防ぐためにも以下のような特約条項を記載しておきましょう。

用途変更申請書は各金融機関がWeb上に掲載していることも多くあります。「金融機関名 住宅ローン 用途変更申請書」で検索して事前に記入項目を見ておくとスムーズです。

必要書類を送付したら金融機関から審査が開始し、承認通知が届くので署名をしましょう。

5-1-2. 不動産投資ローンへの切り替え

※ 1 金銭消費貸借契約 :お金を借りて消費し、後日同額のお金を返すことを約束する契約のこと

マンションを貸すにあたって結ぶ貸借契約には2つの種類があり、自身の状況に適した契約方法を選択する必要があります。

契約書の種類が決まったら、契約書を作成して借主の合意のもと書面で契約を結びましょう。

契約書は、賃貸借契約におけるトラブル防止目的として国土交通省が提供しているひな形「 賃貸住宅標準契約書 」をベースに作ります。

このとき契約書には契約形式に応じた期間の設定はもちろんのこと、特約条項の明文化がとくに重要です。

分譲マンションを賃貸に出す場合は 入居者が問題を起こすと、所有者である自分自身の責任 となります。

マンションに住み心地良く戻れる状況にし、無用な金銭面のトラブルを防ぐためにも以下のような特約条項を記載しておきましょう。

特約条項の例
<負担区分の明文化に関して>
・管理費・修繕積立金
・入居者の故意・過失による損害の修繕費負担
・備品の修理・交換費用
・原状回復の範囲と基準
・鍵の交換費用

<マンションの規定に関して>
・マンションの規定遵守

<禁止事項に関して>
・ペット/たばこ不可
・又貸し・民泊利用の禁止

<使用制限に関して>
・事業用途での使用制限

マンションを個人間で貸す方法 Step6 入居者の入居前に私物を撤去する

契約書を締結できたら、入居者が入居する前に私物を撤去してください。
清掃も踏まえ、遅くとも一週間前までに撤去しましょう。

賃貸借契約では「空室渡し」が基本です。借主が自分の家具等を配置する必要があるため、自身の私物は撤去する必要があるからです。

私物を撤去する場合、基本的には引っ越し業者に次の転居先へ配送してもらうこととなります。

運びきれない場合や転居先で使用しない場合は、以下のようなサービスを利用するといいでしょう。

賃貸契約の締結の流れ

  • トランクルーム
  • 荷物預かり宅配サービス

備品として残しておくと入居者から喜ばれるものもある

以下のような備品は、あえて残しておくことも検討するといいでしょう。

・エアコン
・照明器具
・カーテンレール
・ディスポーザー(生ゴミを粉砕して水と一緒に排水する設備)
・食器洗乾燥機

貸し出しが長引いたときに、長期的に住んでもらえる可能性も高まります。
ただし、故障や破損時にオーナーもしくは入居者どちらが修理費用を出すかについて、契約書への明記は必須です。

マンションを個人間で貸す方法 Step7 ハウスクリーニングを依頼する

私物を撤去できたら、ハウスクリーニングを依頼してマンションの清掃をしてください。

自分でもマンションの清掃はできると考える方もいるかもしれませんが、掃除すべき箇所は部屋全体や備品のすべてです。

賃貸に出すときにマンションの掃除をすべき箇所
・玄関
・床
・窓(網戸含む)
・畳
・キッチン
・浴室
・トイレ
・洗面所
・エアコン
・換気扇
・照明

これらのすべての箇所についてほこりや水垢、カビなどを徹底的に除去する必要があり、時間や労力がかかります。

そしてなにより、これから住む入居者が必ず満足する仕上がりにするには、素人の技術では困難です。

ハウスクリーニングは間取りによるものの、2LDKや3LDKであれば3万~5万円ほどで依頼できますので、必要経費と割り切ってください。

ハウスクリーニングを終えたらマンションの写真を撮っておこう
ハウスクリーニングを終えた段階で、マンションのすべての部屋、備品などについて写真を撮っておきましょう。
原状回復でトラブルになったとき、証拠として使用できます。
元々傷が付いていた場所も含め、細かく写真を撮り、入居者が入居する段階においても共有しておくことでトラブルの予防にもなります。

マンションを個人間で貸すときによくあるトラブルに向けた対応集

ここまで読み、「早速、個人間で貸し出しを始めよう」と思ったあなたに、お伝えしたいことがあります。

起こりそうなトラブルは、あらかじめ対策を考えておきましょう。

なぜなら、個人間の貸し出しトラブルは、すべてオーナー自身で迅速に対処しなければならないからです。

本業がどれだけ忙しくても放置はできない!即対応しなければ更なるトラブルへ

・騒音問題の放置による近隣住民・管理組合との関係悪化!今後マンションに住みづらくなる
・設備故障への対応遅延!クレームからの裁判沙汰や空室リスクの発生が高まる

入居者関連トラブル
トラブル例 対応策
家賃滞納 滞納時は速やかに督促状を送り、支払いがおこなわれなければ最終的に弁護士へ依頼して法的措置をとる。
騒音問題 入居者と苦情もと両者の意見をヒアリングし、注意喚起による解決を図る。難しければ管理組合や、弁護士などの第三者への相談を検討する。
原状回復費用 賃貸借契約書に記載した借主および貸主の負担範囲と、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」をもとに費用負担を判断する。
設備・メンテナンストラブル
トラブル例 対応策
水漏れ 現場の状況を確認し、修理業者を手配する。
給湯器の不調 ・費用負担をめぐるトラブルを防ぐため、入居者へ自分で修理や交換依頼をしないよう伝える。
・オーナー側で速やかに修理もしくは交換の手配をし、使用できなかった日数分の賃料減額を図る。

実際にマンションを貸し出してみると、スムーズにいかずにトラブルが発生するケースは多々あります。

何事もなく賃貸オーナーを続けられる可能性を上げるために、今の時点で対策を考えておきましょう。

トラブル時に役立つサービス集
以下のサービスも、合わせて検討しておきましょう。

・24時間対応可能な修理業者との契約
・「水漏れ補償」のある保険会社に加入
・設備補償サービス(住宅設備の修理・交換費用を補償する)

すぐに駆けつけられない場合でも対応でき、高額な費用負担を軽減させられる場合があります。

入居者の早期決定・トラブル回避を狙うなら、管理会社の利用が現実的

マンションを個人間で貸す手順について、ご理解いただけましたでしょうか。

ここで、本記事にて、最後にお伝えしたいことがあります。

入居者の早期決定・トラブル回避を狙うのであれば、管理会社の利用が現実的です。

なぜなら、入居者の早期決定・トラブル回避をすべてオーナー自身でやるには、限界があるからです。

たとえば、入居者募集に関してお伝えすると、以下のようなリスクがあります。

対応に失敗すると、結果的に貸主の退去につながり、再び入居者募集をかけることになりかねません。

管理会社を利用する場合は、以下の費用を毎月支払うだけです。

管理費用 家賃収入の5%程度
賃料10万円の場合 毎月5,000円
賃料15万円の場合 毎月7,500円

入居者の早期決定・トラブル回避を考慮するのであれば、管理会社への利用を推奨します。

賃貸管理会社選びなら、まずは「マンション貸す.com」へご相談ください
「やっぱり自分では難しそうだから、マンションを貸すなら管理会社に依頼してみよう!」
このように感じても、いざ探すとなれば、どうすればいいのか...という方は多いでしょう。
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マンションを個人間で貸す方法について、ご理解いただけましたでしょうか。

最後に本記事の要点をまとめていきます。

マンションを個人間で貸すには、以下7つのStepで進めましょう。

Step1 マンションの管理会社(組合)へ電話で確認する
Step2 住宅ローンをどのようにすべきか確認する
Step3 入居者を募集する
Step4 金融機関・管理会社/組合への事前連絡をおこなう
Step5 個人間で貸借契約を結ぶ
Step6 入居者の入居前に私物を撤去する
Step7 ハウスクリーニングを依頼する

入居者の早期決定・トラブル回避を狙うなら、管理会社の利用をぜひ検討してください。

河上 隼人

Author information

河上 隼人

1980年生まれ 広島県出身
株式会社エイムプレイス 代表取締役

インターネットメディア事業「マンション貸す.com」を運営し、不動産オーナーと不動産会社をつなぐ架け橋として活動。効率的で自由度の高い経営スタイルを追求しながら、自らも日々学び続けている。

趣味はトレーニングと健康的なライフスタイルづくり。毎日の冷水シャワーを日課とし、体幹トレーニングではアブローラーの“立ちコロ”を悠々こなす。数年前にお酒をやめてからは、心身ともにすっきりとした日々を楽しんでいる。
「挑戦と進化」をテーマに、自然体で自分らしい生き方を磨き続けている。

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